パノラミス錠は、
便利なお薬ですが・・・・

実はコリー種にはNGなお薬なんです。

コリー種の70％以上がMDR1遺伝子欠損で、
フィラリア成分のイベルメクチンを多量投与してはNGと言われています。

これは、多量投与（100μg/kg）の場合で、
通常のフィラリア予防の使用料（6-7μg/kg）なら、
問題ないようです。

一方、パノラミス錠のフィラリア成分は、
ミルベマイシンで、
この成分のみであれば、
MDR1遺伝子欠損コリー種に投与しても、
危険はありません。

しかし、パノラミスはフィラリア予防と
ノミ・ダニ・マダニ駆除が可能であり、
その成分としてスピノサドが使われています。

このスピノサドとミルベマイシンを同時に投与すると、
MDR1遺伝子欠損のコリー種を死に至らしめる可能性が高くなるようです。

実際、海外でパノラミスと同じ成分の
Trifexis(トライフェクシス)で、
死亡例が報告されています。

そのため、パノラミス錠は、
コリー種には投与しない方がいいということです。

フィラリア予防薬は他にもありますので、
コリー種にあったものを選んであげましょうね。

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MDR1遺伝子欠損コリー種にパノラミスはNG