パノラミス錠は、
1度の投与で、
ノミ・マダニ・ダニ駆除と
フィラリア予防が可能です。

でも、MDR1遺伝子欠損コリー種にはNGなお薬です。

これは、先日も書きましたね。

他の犬でも、
嘔吐や下痢の症状が起こる場合があります。

何故？

やはりスピノサドとミルベマイシンという
2種類の成分を同時に与えるということは、
犬への負担が大きいんだと思います。

更には、
お薬のサイズ選びと量を
間違えている人も多いかと思います。

パノラミスに限らず、
薬の成分には基準量があり、
パノラミスの場合は、
体重1kgあたりスピノサド30mg及び
ミルベマイシンオキシム0.5mgとなります。

愛犬の体重で計算してみてください。

そしてパノラミス錠のサイズは下記の5種類です。

1.体重2.3～4.5kgの超小型犬用：スピノサド140mg、ミルベマイシンオキシム2.3mg
2.体重4.6～9.0kgの小型犬用：スピノサド270mg、ミルベマイシンオキシム4.5mg
3.体重9.1～18kgの中型犬用：スピノサド560mg、ミルベマイシンオキシム9.3mg
4.体重18.1～27kgの大型犬用：スピノサド810mg、ミルベマイシンオキシム13.5mg
5.体重27.1～54kgの超大型犬用：スピノサド1620mg、ミルベマイシンオキシム27.0mg

たぶん、過剰投与している人が多いと思います。

嘔吐や下痢が起こるのは、
そのあたりにも原因があるように思いますね。

1錠で多い場合は、
割って2/3とか半分にし、
その量を更に2等分して1日のうち
朝と夕方に分けて与えるとよいでしょう。

余った錠剤のかけらは、
直射日光を避けなるべく湿気の少ない涼しい所に保存して、
翌月には、使ってしまいましょう。

症状があらわれた場合、
徐々におさまっていけば、
病院に行く必要はありませんが、
ワンちゃんの体調が悪くなるようでしたら、
病院に連れて行きましょうね。

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パノラミスで下痢したら、動物病院に行った方がいいの？