マダニは、公園や河川敷、あぜ道、山林、草むらのあるところならどこにでも潜んでいます。

マダニは、二酸化炭素の匂いや体温、体臭などに反応して、犬だけではなく人間や動物の体に飛び移り吸血します。
犬の場合、感染症以外に、大量に寄生・吸血されることによる貧血、マダニの唾液がアレルゲンとなって痒みなどをひき起こすアレルギー性皮膚炎、マダニの唾液中の毒性物質によって起こる神経障害などを生じる場合もあります。

人間も同じように吸血されて強いかゆみが出るほか、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)、ネコひっかき病、Q熱など、重篤な病気の原因ともなります。

厄介なマダニは血を吸って大きく膨らみます。
皮膚の下にしっかり咬みついているので指で引っ張ったぐらいでは簡単に取れません。
そのため適切な予防処置が必須なのです。

最近の犬のノミ・マダニ対策には「ジャーキータイプ、錠剤など経口タイプ」が主流となっています。
駆除薬を毎月投与し、さらに散歩の途中、ノミ・マダニがいそうな草むらに行かせないなどの配慮も大切です。
人間は、アウトドアに行く際には洋服は長袖など、肌を露出させないようにしましょう。

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犬のマダニは耳につきやすい